こんにちは。モンテ矯正歯科クリニック院長の森中です。
装置がはずれました!のご報告です。
- 治療に用いた主な装置:マルチブラケット、矯正用アンカースクリュー
(※ブラケットとアンカースクリューは大人は全部セット)
抜歯部位:上顎両側第1小臼歯、下顎両側第2小臼歯
治療期間:4年半 - 費用:こちらから
- リスクと副作用:こちらから
前歯が黒いこと
をお悩みでNATURAL TEETH(生月島)にてご相談された患者さんです。
前歯がでていることも気になっていたので、一般診療の相談だけでなく、矯正相談も受診されました。
骨格的な上顎前突と診断し、
難しい症例であるので時間がかかることをご説明しました。
患者さんは、どうせ治療をするなら思い切って大きな変化を!と
決断され、矯正治療を開始されました。
治療を開始するにあたり、
前歯の黒い部分は仮の歯に置き換えていたので、そのまま装置をつけていきます。
矯正治療が終わったらきれいな歯に作り直します。
診断の際には、
ANB角が9度(平均は2~5°の範囲内)と、ずれが大きい
(上あごと下あごのずれが大きい)ことをご説明し、
手術で顎の位置を変える選択肢もご説明をしました。
(ANBってなに!?→)
患者さんは、年齢のこともあり、矯正治療だけでできるところまで、と希望されました。
矯正治療を行なった場合にどこに前歯を持ってくるのがいいかなんどもシュミレーションをします。
そこで初めて、この患者さんの治療期間が大体どのくらいなのかを計画することができます。
初診時
装置を外した時の写真
撤去後 被せ物の治療終了(2017年2月)
黒くて気になっていた前歯もきれいな補綴物にやり直しをされました。
現在は3か月に一度のメインテナンスに移行されています。
今回ブログに掲載する許可を頂く時も、快くご了承いただきました。
矯正治療は、患者さんとゴールを共有することがとても大事だと思っております。どんな状態が「治療が終わり!」なのか、具体的に別の症例などで写真を見ていただきます。
患者さんは、「矯正治療をすればどうなるのか?」という問いに、
きれいになる
ということはわかっているんですが、
「具体的にどんな状態が綺麗な歯並び・かみ合わせなのか」
は、わかりませんので、まずはそこから一緒に勉強していただきます。
長い治療を乗り越えるためには、患者さんにぶれないを持っていただいて
最後までついて来ていただかないと治療が完了できないので、
最終ゴールがどんなものなのか理解していただけることが治療の成功の秘訣だと思っています。
本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。